Web担当者が書く(情報は生きもの)

知り合いさんが
「日曜に初めてのレストランにホームページを調べて行ったら休みだったよ、ホームページには『営業中』と書いてあったのに。」とぼやいていました。
話をよくよく聞くと、知り合いが“ホームページ”と思い込んでいたのは、Googleのナレッジパネルのこと。
お店に興味を持って探す時には、Googleや、ちょっと年上の方ならYahoo! などで検索するでしょう。Googleで検索した場合はナレッジパネルという画面を表示することがあります。

↓コレです。(弊社の場合)


このナレッジパネルはとても便利で、スマホならすぐ電話もかけられるし、GoogleMapアプリに移動してナビ代わりに使えるし、レビューも読めてしまうなど、もうWebサイトなくてもいいんじゃないの? と思うくらいです。

ここで、日頃から移動の多い方はお気づきかと思います。
Googleナレッジパネルに書かれている情報が時に不正確だということ。

Googleがでたらめを記載しているわけではないのです。
なにしろ世界最大の検索エンジンを持っているのですから、総力を挙げて検索し、ネットのあちこちに載っている情報を拾ってナレッジパネルに表示しているのです。

このナレッジパネルはGoogleのアカウント(多くの人がAndroid端末、G-mail、Youtubeなどを利用するときに登録しているはず)を持っていたら、誰でも情報を直接寄せることができます。当の企業やお店の責任者でなくても。

ちょっといや~な話ですが、お客さまの名前で検索したとき、出てきたナレッジパネルの情報になんと『閉店』という表示が。営業時間外ではなく、廃業を意味する表示でした。
閉店なんてとんでもない、一人でも多くのお客さまに来ていただきたい、楽しんでいただきたいと、ブログやチラシなどを活用して積極的にPRしていらっしゃるところです。
いったい誰が、こんな情報をGoogleに寄せたのでしょうヒドイ。
私共はGoogleの表示修正に慣れていますので、『閉店』の記載を修正するよう働きかけると、直ちに『営業中』に変わりました。
気づかずにいたら、多くの方がナレッジパネルを見て、来店をやめてしまいかねないところでした。
誰でも情報を寄せられる場所では、こうしたことも起きるんだなぁと苦々しい思いをしました。

このように間違った、あるいは悪意のある情報を載せられても直ちに修正に対応してもらえるのは(まぁAIがやっていると思うのですが)、お客さまの運営するWebサイトに必要な情報がきちんと載っており、また活発にサイト更新をしているからに他なりません。
昔作ったきりのWebサイトや、あちこちにWebサイトを作って更新をしない企業やお店の情報は、いやというほど経験済みですが、簡単に修正できません。
ネットに散らばっている情報のどれを優先するかは、Googleが決めることですから。

このGoogleナレッジパネルに載る情報は、当然ですがGoogleマップに連動しています。
現在は状況が変わったのですが、Googleマップの情報はカーナビゲーションにも影響していました。
最近ではGoogleマップがダイレクトにカーナビに利用されることもあるくらいで、Googleに正しい情報を載せてもらうことは非常に重要です。

多くの人にあなたの会社に、お店に来ていただくために、自社のWebサイトを時代に合わせ更新していくことは欠かせないと言えます。