事業成功の考え方は、コントロールできるか否か

昨年、プロ野球の読売ジャイアンツでプレーされた高橋由伸さんの講演に参加することがありました。

高橋由伸さんといえば多くの方が名前を知っている一流選手ですが、全てが順調なときばかりではなく、長い野球生活の中で苦しい時期も経験されています。

プロ野球の世界は試合に出場するだけでなく、出場する試合で常に結果が求められるシビアな世界です。

 

そのようなシビアな世界にいながら結果を出し続けるための考え方の一つとして、物事を自分でコントロールできる事象自分ではコントロールできない事象の2つに分けて考えると言われていました。

そして、自分でコントロールできることには全力で向き合うと仰っていました。

 

 

 

高橋由伸さんの考え方は、事業を成功させるためのポイントにも通ずるものがあります。

高収益な企業を目指すために行うべきポイントの一つに、コントロールできることコントロールできないことを見極めるというものがあります。

 

 

例えば、今から2年前のゴールデンウィークを思い返すと、コロナ禍で殆どの人が遊びに出かけないという事象が起きました。

コロナによって人が外に出ないということは、自分たちがどう頑張ってもコントロールできることではありません。

 

ですが、『人が外に出ないから仕方がないや…』と、そこで考えることを放棄して何も行動を起こさなくなると、売上は落ち続けてしまいます。

売上を作らなければ事業は継続できませんので、事業を継続させるために人が外に出ない世の中であることを受け入れつつ、≪人が外に出ない世の中でどのように売上を伸ばしていくか?≫と考えていかなければなりません。

コロナ禍で人が外に出ない世の中でどのように売上を伸ばしていくか?と考えた結果、対面で商品を売っていたお店がネットショップで商品を売るようになった・飲食店がテイクアウトに力を入れたといった新しいビジネスの形が出来上がりました!

 

 

 

苦しい状況下でも、結果を出さなければならないのはプロ野球の世界もビジネスも同じです。

物事を俯瞰的に捉え、その中でコントロールできることに着目して、その中でどう結果(売上)を出すかを考えていきたいものです!