競争激しい土地で何年も続く料理屋さんからの経営のヒント

最近、『町中華』という言葉をよく耳にします。

どうやら『町中華』ブームがじわじわ来ているようで、テレビや雑誌では、町中華特集をよく見ます。

 

この間の日曜日、テレビを見ていたら、学生時代に住んでいた場所(東京)の程近くにあった中華料理店の店主のドキュメンタリーを放送していました。

 

歩いて3分もかからないほどの近所だったので、学生時代は「いつでも行ける」と思いながら結局一度も行ったことはありませんでしたが、有名人も訪れていたり、メディアに何度も取材されていることを卒業してから知り、実は知らないだけで結構凄いお店だったんだと気付きました!

 

番組によると、お店の創業が1995年とのことだったので、今年で創業25年になります。

飲食店の件数が多く競争が激しいため、地方よりもお店の寿命が短い東京で、しかも同じ場所で何年もお店を続けられるのは純粋に凄いことです。

 

 

お客さんを温かく迎え入れる店主のお人柄が良いのも長く愛される要因の一つですが、『日本人の舌に合う中華料理を提供するお店』というところが、人気を呼んだ大きな要因なのだそうです。

 

店主は修行の経験が少ないままに創業し、当初は周囲に心配されていたそうですが、日本人向けの味付けの料理を提供することをコンセプトとしたところ、たちまち人気店となったそうです。

当時は本格的な中華料理が食べられるお店は沢山あったかもしれませんが、日本人に合わせた中華料理店は珍しかったのかもしれませんね。

 

 

私たちが経営の学習で活用しているSP経営のなかでは、他社との差別化・自社が一番となるために、事業のポジショニングが大事という考え方を学びます。

ブログやFacebookなどでも、事業のポジショニングについて何度かお伝えしたことがありますが、このお店も、良いポジショニングの一例だなと感じました。

 

自社がどうすれば競合と差別化できるか、どうすれば一番になれるか。

このような思考を持って経営を考えていきたいものです。

 

 

(お知らせ)富山次世代プロ経営者倶楽部『無料体験講座』開催!

10月28日(水)午後に、先述の『富山次世代プロ経営者倶楽部』の無料体験講座を開催します。

その中で、前述のSP経営講座を視聴していただく時間も設けていますので、講座を体験してみたいという方はぜひご利用ください。